毎年12月に日本流行色協会が「時代の色—メッセージカラー」として、翌年を象徴する色1色を発表しているのですが、来年「2026年の色」の「メッセージカラー」として、ハートフェルトピンク (Heartfelt Pink)を選定したのだそうです。

ハートフェルトピンク (Heartfelt Pink)
マンセル値 :1.2R8.3/4
参考値:Hexadecimal、16進数=#ffcccc 、CMYK値= C0/M30/Y10/K0
ちなみに、「時代の色—メッセージカラー」というのは、単に来年流行する色という意味ではなく、その年の人々の心や考えを表す色なのだそうで、流行する色は「その時代の生活者の“気分”=時代のムード」を敏感に反映していて、そうした色と気分の関係を広く知っていただき、色への関心を高めることを目的として、毎年1回12月に、翌年のムードを象徴する色を発表しているのだとか。
はじまりは2015年からのようで、今回で12回目になるようですよ。
2026年に「ハートフェルトピンク」が選ばれた理由というのが、昨今生活不安が長期化しており、安心・安全を求め、余計な刺激を避ける心理から、安定感のあるベーシックカラーや癒し感のある淡い色が好まれているのだとか。
その一方で、2025年に開催された大阪万博や日本初の女性首相の誕生は、小さな動きの芽として停滞ムードに変化をもたらしていて、それをきっかけに、2026年は人々の気持ちが「静」から「動」へ移行する1年となりそうで、身体を動かし、そこで出会った人と直接コミュニケーションをとり、感情に刺激を受けるという「動」的な要素が心身の充足に寄与するのではと改めて実体験の価値が見直されているようで、このような心の活性化や身体性への意識から、2026年は動きをイメージさせる暖色が注目されていて、中でもピンクは、活力・意欲という動的なイメージと、幸せ・寛容といった柔らかなイメージをバランスよく併せ持つ色のようです。
そんな理由から、変化を受け入れる心を優しく後押しし、明るく幸せな気持ちで心を満たしてくれる明るいピンク「ハートフェルトピンク」を2026年の色―メッセージカラーとして選定されたようです。












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